『レディ・バード』
アカデミー賞で主要5部門ノミネートされ、ゴールデングローブ賞では作品賞と主演女優賞を受賞した超話題作!!
批評家の評価でも一般の評価でもかなり高評価だったので観て来ましたが、
これ観る人選ぶんじゃない!?
この映画はめちゃくちゃ面白かった!っていう作品ではなくて心温まる系の映画です!!
私は楽しめたのでおすすめします!!
主演は『ブルックリン』のシアーシャ・ローナン!
このシアーシャ・ローナンがすごい!!
この前のチャーチルのゲイリー・オールドマンと同じで全く演じていない、もうまんま本人のように自然体。こんな演技憧れてしまう。
最近話題の売れっ子ティモシー・シャラメも出演してます!なかなかイケメン。
カリフォルニアのサクラメントという田舎のカトリック系の高校に通う、17歳の自分をレディ・バードと名乗るクリスティン(シアーシャ)が大学受験を控え、将来の自分を考える時期に差し掛かり。この時期特有の親との衝突や恋愛を監督のグレタ・カーウィグが自分の過去を織り交ぜ。美しい青春をユーモアたっぷりで生き生きとしたものに仕上げている。
子供が親の気持ちを理解して有り難みを感じ出すのは20歳くらいからなのかな。子供が親の気持ちを理解するというのは難しい。しかし親が子供の気持ちを理解するのは更に難しいと思う。17歳のレディ・バードには親の気持ちを理解する事が出来ず、母親も娘の気持ちが理解できない。でも映画の観客からするとどちらの気持ちも理解出来てしまうから苦しい。
自分のやりたいことを否定されて走行中の車から飛び降りるのはいささか破天荒が過ぎる気がするが、やりたい事をやらせてくれない親への反抗と言うことを聞かない娘への怒りがものすごく生々しくリアル。
特別大きな事件が起きるわけではないが、だからこそ入り込んで見入ってしまう。だからこそ最後の母親とクリスティンの気持ちが痛いほど伝わってきてムズムズしてしまう。
家族の元を離れてる人は家族に会いたくなる映画です!