決して面白い映画ではない『万引き家族』
恐らく今年最も話題になった邦画になるであろう是枝裕和監督の『万引き家族』を観てきました!!
このブログを見ている人はもう既に知っていると思いますが!
この作品はカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞したんです!
ほんとにすごい!!すごすぎる!!
役者の実力も役者を育てる人間も資金も不足している日本で世界三大映画祭の1つカンヌで最高賞を獲得できるなんてもう感動。
個人的にはカンナ系の映画はあまり得意ではないのですが、『私はロランス』とか好きな映画もあるのでどんな面白い映画なのか期待して観ました。
しかし!!!
おもしろい作品ではなかった!!
決しておもしろい映画では無いです。心温まる映画かっていうのも微妙なところです。
しかし!!観てよかったと思いました!!!
これは観ている人に考えさせる考えてもらう映画です。
万引きで生計を立てる家族の話で、万引きを正当化させているだとか言われていますが私はそうは思いませんでした。
私が思うにこの映画は
完璧なものはない
という事を言いたいのかなと思いました。
自分のためにした事が他人の為になる事もあるし、人を守る為の制度が人を苦しめる事もある。そういうものに対して観ている人に考えさせる映画かな
それにしても安藤サクラさんの演技が素晴らしかった。家族と話している時はすごく自然で本当に演技って感じがしないで、ここぞという時はしっかり決めてくる。本当にうまかった。
是枝監督も安藤サクラさんもこれから日本映画会が世界に出ていけるようになるきっかけになってくれてるといいな